【2026年版】Shopifyプランの選び方/主要3プランの共通点と違いを解説

長野県佐久市のShopifyパートナー株式会社ローカルコマースの代表取締役、呉です。
累計70社以上における構築・支援の経験からShopifyを中心としたEC運営の実務で役立つ情報発信を心がけています。

Shopifyの利用を検討する際に、最初の悩みどころになるのが料金プラン選びです。
Shopifyプランの選び方は「スタッフアカウント」を中心に違いあります。

【2026年版】Shopify主要3プランの違い・共通点を解説

Shopifyにはオンラインストア向けの主要プランとしてBasic・Grow・Advancedの3つがあり、加えて簡易販売用のStarterと大規模事業者向けのShopify Plusが用意されています。 この記事では、特に多くの事業者が候補に挙げる主要3プラン(Basic・Grow・Advanced)について、2026年最新の情報をもとに「共通点」と「違い」を整理します。

結論からお伝えすると、2026年現在、3プランの標準機能の差はほとんどありません。
最安のBasicプランでも高機能なEC運営が可能です。
違いは、月額料金以外では本当に数点だけで、その中で最も実務的に重要なのが「スタッフアカウント数」です。

主要3プランの早見表

まずは2026年5月時点の3プランの基本スペックを整理します。
すべて年払い時の月額換算で記載しています(月払いは年払いの約25%割増)。

項目 Basic Grow
(旧スタンダード)
Advanced
(旧プレミアム)
月額(年払い) 3,650円 10,100円 44,000円
月額(月払い) 4,850円 13,500円 58,500円
スタッフアカウント 0 5 15
国内クレカ決済手数料 3.55%~ 3.4%~ 3.25%~
外部サービス取引手数料 2.0% 1.0% 0.6%
商品登録数 無制限 無制限 無制限
在庫拠点数 10ヶ所 10ヶ所 10ヶ所

数字だけ見るとBasicとAdvancedで月額が10倍以上違いますが、実際に「できること」のリストを並べると、その差は皆さんが想像するよりずっと小さい、というのが2026年の状況です。詳しく見ていきます。

共通点:どのプランを選んでも変わらないこと

3プランで共通する要素は数えきれないほどありますが、特に押さえておきたいポイントを5つに絞って紹介します。

1. 最初の3ヶ月は月額150円で使える

2026年5月現在、Shopifyは3日間の無料トライアル後、最大3ヶ月間を月額150円で利用できるプロモーションを実施しています。
これはBasic・Grow・Advancedのいずれを選んでも同じ条件です。
つまり、最初の3ヶ月強は実質ノーリスクでストアを構築・テスト運用できます。
本格的なリリース前に管理画面の使い心地を確かめたり、商品登録・テーマ設定・決済の動作確認まで終わらせておけるので、慌てて契約する必要はまったくありません。

なお、当社のようなShopifyパートナーに構築を依頼すると、構築環境においては無期限で無料で利用できます。ストアを公開するタイミングで初めてShopifyプラン選択、料金支払いとなるため、焦らず構築を進めることが可能です。

2. 日本円での請求に対応(2024年5月〜)

以前のShopifyは米ドル建ての請求のみで、為替の影響で月額費用が毎月変動するというデメリットがありました。
これが2024年5月から日本円建ての請求に切り替わり、上記の料金表に記載した金額が固定で請求されるようになっています。
円安・円高に振り回されずに固定費を把握できるようになったのは、地味ながら経理面で大きな改善です。これも全プラン共通です。

3. 金融機関と同水準のセキュリティ

ShopifyはPCI DSS Level 1(クレジットカード業界で最も厳格なセキュリティ基準)に準拠しています。
これは大手金融機関と同じレベルのセキュリティ認証で、Basicプランのストアにも同じ基盤が適用されます。
加えて、SSL証明書(HTTPS化)、不正注文検知、二段階認証、SOC 2 Type II・ISO 27001といった国際規格への準拠もすべて標準。

「Basicプランだからセキュリティが弱い」という心配は不要で、月商数百億円のグローバルブランドが使っているのと同じインフラに乗ることができます。
ECサイトを自前でゼロから構築する場合、このセキュリティレベルを担保するだけで膨大なコストがかかります。月額3,650円でこの基盤が手に入るのは、Shopifyを利用する大きな価値の一つです。

4. ストア分析機能が大幅に充実

2025年から2026年にかけて、Shopifyの分析機能は大きく進化しました。
管理画面の「分析」セクションには次のような機能が標準搭載されており、いずれもBasicプランから利用できます。
- リアルタイムの売上・訪問者・コンバージョン率の可視化
- 売上・注文・顧客・マーケティングの基本レポート(70種類以上)
- 顧客セグメンテーション機能(条件指定で購買履歴の絞り込みが可能)
- AIアシスタント「Sidekick」による自然言語でのデータ照会(「先月の売上トップ10商品を教えて」など)

数年前まで上位プランでないと使えなかった分析機能の多くが、いまはBasicでも使えるようになっています。
Sidekickによる自然言語分析が全プランで使えるのも2026年の大きな変化で、レポート画面を眺めるよりも会話しながら気づきを得るほうが早い場面が増えてきました。

5. 標準機能が次々と強化されている

同じく2025年から2026年にかけて、それまで上位プラン限定だった機能が次々と全プランに開放されています。
代表的な例を挙げると以下の通りです。

AI機能(Shopify Magic / Sidekick)

商品説明文の自動生成、画像背景の削除、AIアシスタントによる管理画面操作支援などが全プラン無料(標準機能)で利用できます。

B2B(卸売)機能

2026年4月以降、これまでShopify Plus専用だったB2B機能(企業プロフィール、卸売価格設定など)が全プランで利用可能になりました。

Shopify Markets

多言語・多通貨・海外販売など越境EC向けの基本機能も全プランで利用可能です。
Shopify公式アプリ『Translate & Adapt』を利用すればメイン言語に加え、2言語まで設定・切り替え表示が可能になります。

Shopify Flow

Shopify公式提供の業務自動化ツール『Shopify Flow』も以前はAdvancedプラン以上が必要でしたが、いまは全プランで利用可能になっています。

Agentic Storefronts

ChatGPT・Microsoft Copilot・Google AI ModeなどへのAI連携販売チャネルも基本的に全プランで利用できます。
Basicプランでも時代の最先端、AI時代に合わせた実装が可能です。

これらの拡張により、機能面では「上位プランに上げないと使えないから、最初からAdvancedにしておこう」という判断が、ほぼ不要になっています。

違い:プラン選びの判断ポイント

3プランで明確に異なる要素は少なくなりました。実務的に重要なのは次の4点です。

1. 決済手数料(国内クレジットカード)

Shopify Payments経由で国内クレジットカードを処理した場合の手数料です。

- Basic:3.55%
- Grow:3.4%(Basicより0.15ポイント低い)
- Advanced:3.25%(Basicより0.3ポイント低い)

差は小さく見えますが、月商が大きくなるほど効いてきます。
例えば月商500万円の場合、BasicとAdvancedの手数料差は月15,000円。
年間で約18万円の差です。
月額費用の差(年間484,200円)には届きませんが、Basicが優位なポイントが一つ減るのも事実です。

2. 外部サービス取引手数料

Shopify Payments以外の決済サービス(PayPal、Amazon Pay、コンビニ決済など)を利用した際に、Shopifyに別途支払う手数料です。

この差は決済手数料よりも大きく、Basicで外部決済を多用すると割高になります。
とはいえ、Shopify Paymentsを使えばこの手数料は発生しないため、基本的には考えなくていいでしょう。

3. 追加できるスタッフアカウント数【最重要】

ここが3プランで最も実務に影響する違いです。

Basic:0アカウント(オーナーのみ)
- Grow:5アカウント
- Advanced:15アカウント
- Plus:無制限

Basicプランはオーナー本人しか管理画面にログインできません。
複数人で運営する場合、商品登録担当・受注処理担当・マーケティング担当などを分けたいケースが出てきますが、Basicでは権限を分けて操作させることができないのです。

なお、当社のようなShopifyパートナーであれば、コラボレーターアカウントとして招待できます。
この「コラボレーター」の追加上限はありません。
つまり、社内はオーナー1名だけで、構築・運用は当社のような外部パートナーに任せる、というスタイルであればBasicで何も問題ありません。

「複数の社員で日常的に管理画面を触る運用体制になったら、Growにアップグレードを検討する」のが現実的な判断ラインです。

迷ったらBasicでOK!十分すぎる機能が揃っている

ここまで見てきた通り、2026年時点でのShopifyはBasicプランでも本格的なEC運営に必要な機能のほぼすべてが揃っています。

AI機能、B2B、海外販売、ストア分析、エージェンティックコマース対応まで、月額3,650円のBasicプランで一通り使えるのは、改めて見るとかなりすごいことです。

まずBasicで始めて、必要になったタイミングでアップグレードするのが、無駄のない選び方です。

当社、株式会社ローカルコマースでは、Shopify Partnerとして、プラン選びの段階から構築・運用まで一貫してサポートしています。

「自分たちの売上規模や運営体制ならどのプランが適切か」
「アップグレードのタイミングをどう判断すべきか」
といったご相談も承っていますので、お気軽にお問い合わせください。